【速報】Starbucks Reserve Roastery Tokyoはスタバを超えた

スタバの店舗には階級があるのは周知の事実だろう。「普通のスタバ」「イイ!スタバ」「すごすぎるスタバ」の3グレードである。

普通のスタバとは、言うまでもなく普通のスタバのことである。イイ!スタバとは、池尻や下北沢などにある「Neighborhood and Coffee」である。そしてすごすぎるスタバとは、先月28日に中目黒にオープンした「Starbucks Reserve Roastery」のことだ。

ここで朗報がある。なんと、このすごすぎるスタバ、三茶から徒歩圏内なのだ!!筆者の足では三茶の駅から徒歩35分で到達することができた。

つまり、すごすぎるスタバは、ほとんど三茶なのである。

スポンサーリンク

入店には整理券が必要

筆者は並ぶことや待つことが嫌いであるため、新しいスポットはほとぼりが冷めた1年後とかに行くほうだ。しかし、三茶民として、三茶にできた新しいスポットには行く義務がある。圧倒的に混んでいることを覚悟で Starbucks Reserve Roasteryに行ってみた。

そこで待ち受けていたのは、整理券方式である。 予想通りの混みよう。Starbucks Reserve Roasteryの隣に、整理券を配布する機械が設置されている専用スペースがあるので、まずはここで整理券を取る。

ここで整理番号のついたレシートを発券する。レシートに記載されているQRコードを読み取ることで「あと何人です」という情報が見れるのでほかの場所で時間をつぶすことも可能。

実は一度入店に挫折したので、2回整理券を取った。最初の日は14時に行き、4500番台の整理券をつかまされた。別の日は11時に行き、3600番台の整理券。どちらも平日なのに、午前中だけですでに3000人以上動員していて恐ろしい。

待ち時間は2回とも、1~2時間であった。発券し、中目黒で小一時間食事をしたり、無駄に三茶まで徒歩で往復するなどして時間をつぶしていると、ちょうど入店できる具合だ。なお、自分の番号が回ってきてから少し時間が経ってしまっても入店できると、2人のスタッフが言っていた。

天空を飛行するコーヒー豆

入店制限をしている。おそらく、席数の分だけしか入店できないようにしていると思われる。ようやく順番が回ってきて、警備員が観音開きした扉を潜り抜けた。そして言葉を失った。

店舗設計がすごすぎるのである。

大事なポイントは、店舗内にはりめぐらされている管や巨大な装置はファッションではないことである。これらの設備は、グリーンの生コーヒー豆を焙煎し、私たちに提供するコーヒー豆をリアルタイムで生み出しているのだ。よく観察していると、コーヒー豆が管を移動している様子を発見することもできる。

非常階段のデザインにすら手を抜いていない。店舗の本性というのは、非常階段やトイレなど、目に付きづらい場所に現れる。筆者は性格が悪いので、こういうところをよく見る。

このメディアのコンセプトの1つは「アンチ☆インスタ映え」だが、残念ながら Starbucks Reserve Roastery は、どこをどう切り取ってもインスタ映えしてしまう店舗である。本当にどこを切り取ってもおしゃれであるので、このメディア特有のダサさを演出する写真を撮ることができなかった。

また、特筆したいのは音楽センスの良さである。普通のスタバのBGMは、時々イケてないものがある。しかし Starbucks Reserve Roastery のBGMはセンスが良く、また50Hz付近の低音も聞こえるので、迫力がある。さりげなく、聴覚が満たされるのもポイントだ。

スタバなのに甘ったるくない

スタバはもはやコモディティであり、どこにでもある存在だ。何もない街の代表格「つくば駅」にすら、スタバはある。つくば駅にすら存在してしまうスタバは、もはやコンビニなのかもしれない。

さらに、スタバのメニューはおおむね甘い。なんとかフラペチーノ、なんとかスコーン。新商品がどれだけ出ようと、とにかく甘くて、ハイカロリー。

店舗はスゴくても、そんなスタバのアイデンティティともいえる甘ったるさは健在に違いない。そう食ってかかっていたのだが…

なんだか様子がおかしい。

妙に本気感があり、おいしそうなのである。普通のスタバにはない大人の魅力がある。これは食べざるを得ない。ドリンクもフードも、メニューも普通のスタバとは大幅に違う。

大まかに1Fはコーヒー、2Fはティー、3Fはアルコール、4Fは販売なし、となっている。筆者は二回に分けてオーダーをした。まずはティーである。

頼んだのは「ナイトロ ティー フライト」。1200円。3種類のお茶を少量ずつ楽しめる。ナイトロティーとは、窒素ガスを注入することでベルベッドのような舌ざわりにしたティーである。

一番上の黄色いのは「ナイトロ ティー シトラス ラベンダー セージ」。ゆずシロップが入っているものの、とてもさっぱりしている。フルーティでフローラル。真ん中のは「ナイトロ ミルク ティー」。はちみつが入っているようだが、最高のバランス!全然甘ったるくなく、真がある。黄金比のような甘味と苦味のバランスだと絶賛したい。3つの中では一番好きであった。そして一番下が「ナイトロ ティー ラプサン スーチョン」。これはかなり個性的。燻製のようなスモーキーな香りと、するどく突き刺さる苦味。ケーキなどのスイーツと食べると実力を発揮しそう。

そして、次に注文したのは、カフェラテ(650円)とチョコとピスタチオのケーキ(750円)。カフェラテはデカフェであるが、この店舗限定のデカフェ豆である。

デカフェ豆はコーヒーとしての物足りなさを感じがちだが、このデカフェコーヒーは香ばしくてミルクが合う。そして何より、このケーキ。ピスタチオが濃厚すぎる!こんなに濃厚なピスタチオのムース、ほかに食べられる店舗があるなら教えてほしい。チョコレートもお上品な味であり、こちらも甘すぎない。

「なんだよ!!全然イメージとちがうやんけ!!!」

すごすぎるスタバのドリンクとフードは、本気度がまるで違いすぎた。つくば駅のスタバとは雲泥の差である。スタバをコンビニだと思っている人もきっと惚れ直すに違いない。

豆や茶葉、グッズも買える

そして何より、このすごすぎるスタバは、金銭感覚が狂う。普通のスタバよりも基本的に高い。しかし、メニューの豊富さとおいしさから、無限に滞在しつづけて無限に飲み食いし続けたい衝動に駆られる。ドリンクもパンもケーキも、どれも美味しそうなのだから!

胃袋・財布・時間、残念ながらいずれも有限である。夢はかなわない。しかし、すごすぎるスタバは、こうした客のむなしさをよく理解している。

まず、非日常空間での夢のおいしさをお持ち帰りしたい客のために、コーヒー豆や茶葉を販売している。ケーキやパンもテイクアウトできる模様。つまり、時間と胃袋の有限の壁を超越する手段を用意しているのだ。

さらに、圧倒的な説得力を持つ店舗設計によるスタバへの惚れ直し、甘ったるさを裏切るおいしさに感動したスタバ愛のヒートアップ、そして金銭感覚の崩壊… Starbucks Reserve Roastery は当然、こうした客の心理を手に取るように理解している。そして手のひらでコロコロと転がしてくる。

そう、お土産コーナーが異様に充実しているのだ。

家に帰ったら絶対に使わないであろう高額の器具でさえも、なんだかオシャレであり無性にほしくなる。

スタバらしく、期間限定と思わしき桜柄のタンブラーなどもある。なんだか希少価値を感じてしまって悔しい!

今回は心を鬼にして、夢の外側に出た。滞在時間は2時間半。こりゃあ待機させられるわけである。でも仕方ない、あまりに快適なのだから。一種のテーマパークと言っても過言ではない。「1時間並ぶとか、ディズニーかよ!」とボヤている人がいたが、ここは実際にディズニーと大差がない。

Starbucks Reserve Roastery はスタバの常識を覆す、スタバを超えたスタバなのであった。

なおこの記事は、三茶の普通のスタバで書いた。ああ、すごすぎるスタバが恋しい…もう普通のスタバじゃ満たされない…。


Starbucks Reserve Roastery Tokyoのホームページ:https://www.starbucks.co.jp/roastery/

ドリンクメニューのページ: https://www.starbucks.co.jp/beverage/?roastery=on