和琉ダイニングあんのん:沖縄のやさしさが豆腐に宿る

我々は、今年の2月28日にオープンした“すごすぎるスタバ”ことStarbucks Reserve Roastery Tokyoに完璧に入店できるスケジュールを立てていた。

11時ごろに整理券を取り、1~2時間ランチをしながら待っていれば、順番が回ってくる。これなら、時間を無駄に浪費することなくStarbucks Reserve Roastery Tokyoに入店することができる。

三茶から35分かけて歩き、整理券を取った。 計画は順調だ。大事なのは、ランチに失敗しないことである。ランチの良し悪しはその後の一日の運命を大きく左右するので、慎重に選ばなければならない。臨機応変に行動できるよう、なるべくStarbucks Reserve Roastery Tokyoの近隣であることが望ましい。

こうしてランチの舞台の選抜が行われた。選ばれたのは、同じ目黒川沿いにある「和琉ダイニングあんのん」だ。

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和食と琉球の融合

なぜこの店を選んだか?ひとえに、門構えが魅力的だったからだ。奥に細長く続くエントランスに、高級で上質な印象を持ったのだ。おいしい料理を提供してくれるに違いない。そう確信させるエントランスだったのだ。

あんのんは「和琉ダイニング」である。ここで気を付けるべきは、りゅうの字が、さんずいではなく、おうへんな点である。つまり「和流」ではない。和食と琉球料理を融合させた珍しいコンセプトのお店なのだ。

店内にも琉球ガラスが使用されており、華やかだ。

半個室のような席もある。 高級感と上質さを煽るエントランス通り、 良い雰囲気の店内である。

店先にあったメニュー表の中でもっとも魅力的に感じたのは「ゆし豆腐セット(限定10食)」1200円である。豆腐マニアとしては、どうしてもこれを食べたい。幸い、入店したのは開店から10分後だったため、限定10食にありつくことができた。ここまでも、計画は順調だ。

そして到着したのがこの定食。真ん中が「ゆし豆腐」だ。ゆし豆腐とは、豆乳ににがりを入れて固まり始めた段階の”豆腐の赤ちゃん”のことを指しており、沖縄の伝統料理だそう。ふんわり柔らかい豆腐と、汁に含まれているだしのハーモニーがたまらない。

そして写真では見づらいが、上の長細い皿にはラフテーがある。私はラフテーはあまり得意ではないのだが、あんのんのラフテーはとてもやわらかくて美味しい!コラーゲンを食べていることを実感できる、ほどよいプルプル感。歯にも挟まらず食べやすい。あんのんのおかげで、ラフテーが好きになりそうだ。

ごはんの量はとても少なく、大食いな人には物足りないと思われるが、味のしっかりした混ぜご飯で、一口一口に満足感があった。量より質を体現する混ぜご飯だと言える。白和えも味が濃すぎず、やさしい味わい。全体的にヘルシーである。

定食として少ないように見えるが、ゆし豆腐で結構お腹がふくらむ。別腹のデザートは入る「腹八分」といった満腹度合い。これから Starbucks Reserve Roastery Tokyoでお茶をする我々には最適な満腹度。嗚呼、また一歩、計画が順調になってしまった。

食後にコーヒーまたは紅茶がついている。小菓子として出てくるのは、ちんすこうだ。首尾一貫した沖縄らしさを感じられる。これぞまさに和琉ダイニングである。

そうこうしてるうちに、1時間ほど経過していた。そろそろ行けば、整理券の順番が回ってくる頃だろう。あんのんで過ごした1時間は決してただの時間つぶしではなかった。南の情緒と胃腸へのやさしさを感じられる、心温まる時間だったのだ。

和琉ダイニングあんのん ホームページ:http://www.an-non-nakameguro.jp/