cafe Troigros:ボリュームに欠けすぎる三ツ星フレンチ

三茶民はいくら庶民とはいえ、三茶にある服屋は庶民的すぎるか、個性的すぎる。筆者には着こなすのが難しい。三茶を散策するだけであれば、コルモピアやしまむらを筆頭とする”三茶ファッション”でいいが、三茶の外に出かけるとなるとそうも言ってられない。

やはり、三茶の外に行く服は、三茶の外で買わなければならない。三茶民はこうした理由で、よく新宿に行く。新宿では「ザ・平均」「ザ・流行」みたいな適度に安っぽい服が選び放題で、助かるのである。

とはいえ、今は夏の真っただ中。ただでさえビルと人で暑苦しい新宿、地上に降り立つには決死の覚悟が必要である。へたれな筆者にはそんな覚悟はないので、地下道や百貨店内の移動に特化している。もちろん、ランチ選びにおいても一歩も地上に出ることは許されない。

かくして、本日のランチには「cafe Troigros」が選ばれた。

カフェ・トロワグロは、小田急百貨店の8階にある。エレベーターは絶対に来ないので、エスカレーターでの移動をオススメする。三ツ星レストラン「トロワグロ」のカジュアル版といった店であるようだ。

これは窓からの景色。都会的でごちゃついた眺めであり、新宿に来た感を味わえる。

店内は落ち着いている。ラグジュアリーさを残しながらもカジュアルといった具合で、敷居の高さがなく庶民でも入りやすい。

メニューはいくつかの選択肢があるが、いずれもセットメニューであり単品はなさそう。今回は「ランチ限定 前菜とメイン」(2500円)を選んだ。

前菜は「サーモンと野菜のテリーヌ」。フレンチらしい前菜である。添えてあるのはサワークリーム。野菜は柔らかな食感で、1枚のテリーヌでことなる野菜を楽しむことが出来る。すごく大きな特徴があるわけではないが、無難においしいテリーヌである。

パンも付属する。パンは2種類で、サイズは結構大きく、どちらも固めである。口の中を傷めないように、小さくちぎって食べるのが良い。オリーブオイルやバターなどはないので、先ほどのサワークリームをつけながら食べるのも良い。

そしてメインの「帆立貝のポワレ 夏の酸味を添えて」である。これは小食の私でも、メインにしてはさすがにボリュームに欠ける。帆立に換算したら、2.5個である。2.5個の帆立でお腹いっぱいになる人がいるのだろうか?疑問である。味はオリーブオイルをベースに、レモンの酸味やハーブの香りが楽しめるものである。軽やかというよりは、1つ1つの帆立がしっかりと味付けされているので、味という面ではこれぐらいの個数でちょうどよいのかもしれない。美味しいけれど、とにかく少なさが気になった。

食後にはコーヒーまたは紅茶が選べる。三茶民はノンカフェインしか飲めないので、ハーブティーにしてもらえないか尋ねたところ、+200円でなら提供可能とのことだった。+100円ぐらいが相場な気がして、今回は辞めた。こちとら好きでカフェインが飲めないわけではない。

「三ツ星レストラン」の期待で上げられ、「百貨店内のレストラン相応の価格・質」の現実で下げられる。cafe Troigrosは、そんな株式投資のようなレストランであった。2100円で圧倒的にクオリティの高いランチコースを提供してくれるDu Barryなんかと比べてしまうと、お得感はない。ほどよい都会らしさ、ほどよいフレンチ感、ほどよく落ち着いた店内、などの総合的な雰囲気重視の人なら良いのかもしれない。筆者個人は満足しなかったので、いくら地上に出られずに辿り着けるレストランとはいえど、二度目はなさそうだ。

cafe Troigros 公式ホームページ:http://www.troisgros.jp/cafe/

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