金沢まいもん寿司 三軒茶屋:蟹好きの天国

三軒茶屋にできた最も新しい建造物。それがSANCHAビルである。

SANCHAビルは246沿いにあり、生活に便利なテナントが入ってくれている。1Fにあるセブンイレブンは特に重宝しているし、3Fにあるフィットネスのあすウェルには、246を渡らずに通えるという理由で通い始めた。

あすウェルに通いながら地味に気になっていたのは、2Fにあるレストランである。「金沢まいもん寿司」と「GranDiner」。この日は気合を入れてトレーニングをしたので、空腹が目立っていた。あまりの空腹で意識を失った私の肉体は、気づけば3Fから2Fにワープしていた。

到着したのは18時ごろで、店外には待ち人が溜まっていた。

どうやら受付をしないとダメらしく、私の順番が回ってくるのは1時間後であるようだった。とりあえず発券し、順番が来たら電話が来るようにして、一旦店を去った。

約1時間後、無事に店に通された。店内は煌びやかで活気がある。板前さんといえば職人的サバサバ感が定番だが、この店の板前さんは接客が丁寧である。皿のデザインも、他の寿司店より派手に見える。

この店のポイントは、オーダーをタブレットで行えるという点である。居酒屋ではよく見るスタイルだが、寿司店で見たのは初めてである。このタブレットは、小声でシャイで人に話しかけるのが苦手な私にはありがたい。さらに、ワサビの有無のみならず、しゃりの量まで選べるのが小柄にはありがたい。

あまりの注文のしやすさに、私は次々と頼んでしまった。

たとえば「真あじ」(290円)。

たとえば「のど黒」(780円)、「本まぐろ中トロ」(590円)。

どれもネタがフレッシュで、脂がのっており、大変おいしい。三茶で最もおいしい回転ずし店であることは間違いないと思わされる。「寿司っていい日本文化だなあ」などと感慨に浸るレベルで、 寿司を食べる幸福感が身に染みる。 店の雰囲気の良さも、その幸福感に拍車をかける。

そして極めつけはこれだ。「かにがんこ盛り」(780円)。ずわいと思わしき蟹のむき身が何本も積まれており、頂点には濃厚なかにみそが鎮座している。なんたるすばらしい商品…!

ネット界には「童貞を殺すセーター」のような商品があるが、かにがんこ盛りは、あれと同じ種類の殺傷力を持っている。かに好きな私は一瞬で殺された。

そして無事、2皿目を頼んだ。2皿で1500円ぐらいである。下手したらランチコースが頼める価格。しかし、そんな計算は、かにがんこ盛りを目の前にした瞬間全て吹っ飛ぶ。まるでかに専門店に来たかのような気にさせられる、格別な一品である。私が数ある三茶の寿司店からこの寿司店を選択する最大の理由は、かにがんこ盛りを食べるためだと胸を張って主張していこうと心に決めた。

そして時折、握りたての寿司を少し安く手売りするタイムサービスが開催される。板前さんが各席に「いかがですか」と売りに来る。これもまたズルいもので、店の雰囲気やすでに形成された幸福感も相まって、見事「じゃあ食べようかな」という気分にさせられるのだ。

嗚呼、3Fのフィットネスで消費したカロリーが誤差の範囲と化していく…

3Fでカロリー消費し、2Fでカロリー摂取。SANCHAビルの別名は「マッチポンプビル」に決定である。 おそらく、3Fのフィットネスに通う人物が痩せる確率は著しく低い。だが、それでもいいのだ。また近々、かにがんこ盛りを堪能できるよう、私は今日もカロリーの空き容量獲得に励むのだ。

金沢まいもん寿司 公式ホームページ: https://www.maimon-susi.com/

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