メゾンカイザーTable 三軒茶屋店:庶民的で優雅な朝食

三茶民の朝食といえば、ブーランジェリーボヌールのパンである。ボヌールほど、三茶の街に溶け込んでいるパン屋はない。三軒茶屋は地味に攻略が難しい街で、渋谷や表参道なら人気を集めそうな小綺麗な店や流行臭を漂わせる店は、1年以内に淘汰される。どこか素朴で、庶民的で、ちょっとダサいぐらいの店こそが存続するのである。

そんな気難しい三軒茶屋には、ボヌールよりワンランク上の優雅な朝食を取れる場所がある。「メゾンカイザーTable 三軒茶屋店」である。

メゾンカイザーTable 三軒茶屋店は、三茶で唯一のビジネスホテル「ザ・ビー」の2Fにある。ホテルの宿泊者の朝食スペースとしてのみならず、一般人も朝食を取ることができる。しかも、初動の遅い三茶にしては珍しく、朝7時からオープンしている。優秀である。

まずはホテルの受付で支払いを済ませる。一人1300円。手渡されたチケットを朝食会場の従業員に渡せば入店完了である。

朝7時半ごろに来たら、ほとんどの席が埋まっていた。三軒茶屋といえば朝は閑散としているのに、この場には初動の早い人たちが集まっていた。8時半ごろには上記写真のようにほぼ全員が立ち去り、9時すぎからチラホラと第二陣のお客さんが増え始めた。混雑を避けるには、8時半前後に訪れるのが良いのかもしれない。

この店の朝食はビュッフェスタイルで、メゾンカイザーのパンをはじめ、サラダや朝食らしい食材(グラノラ、オムレツなど)を好きなだけ食べることが出来る。コーヒーやドリンクも飲み放題。

窓際の席に座ると、三茶の街が見下ろせる。大した景色は見えないが、窓際はやはり少しだけテンションが上がる。

食事は全体的に優しい味であった。ポテトサラダも優しい味であり、パン類も味が濃くなく、全体的にミルク感が強いまろやかな味だった。しかし、抹茶やゆずを使用したパンは、しっかりと抹茶やゆずが強調されていた。要点をしっかりおさえながらも無駄のないパンだと言える。クロワッサンは、ボヌールよりもバター感が控えめであった。一切れが小さいので、様々なパンを少しずつ楽しむことが出来る。

人によっては、この店の朝食は「そこそこ」だと感じるかもしれないが、休日にまったりと朝食を取るモーニング会場としては、三茶で唯一無二である。朝から野菜を大量に摂取することができる。冷房も寒すぎず、BGMも軽めのジャズで快適。長居するにふさわしい店だ。

庶民版の「ホテルで優雅な朝食気分」を、庶民的な価格で味わうことができる三茶らしい店。それがメゾンカイザーTable 三軒茶屋店なのである。

メゾンカイザー 公式ホームページ:http://maisonkayser.co.jp/

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